津市芸濃町椋本の内科、糖尿病内科、消化器内科|赤塚クリニック

コロナ感染症のゆくえとすべき事

院長より

昨年はコロナに翻弄された1年でした。年末に登場したオミクロン株は感染力が強く、致死率が低いことが既に明らかです。元々存在していた弱毒の旧型のコロナウィルスに近い特徴となっています。

コロナ感染のゆくえは不明ですが、現在の情報や経緯などを勘案して予想してみました。オミクロン株は海外で大流行しており、日本でも流行します。ただ、昨年7-9月の第5波のような大きな流行にはならないと考えます。第5波が9月になって急にしぼんだ理由は恐らくワクチンだと考えます。海外との違いを完全には説明できませんが、ワクチンの銘柄か投与量(たぶんこれ)が良かったのだと考えます。ブレークスルー感染にも注意が必要ですが、ワクチンの効果は急に全員が失うものではないので、集団としての日本人を守ってくれます。そのため第6波は限定的なものになりそうです。

また、最も重要なことは死亡を防ぐことです。オミクロン株による死者は海外でも多くなく、これからの国内の流行に対しても同様のことが期待できます。つまり、これからの日本は国内の流行も限定的で、感染してもそもそも死亡のリスクが低いため、二重の意味で楽観できます。

海外からの入国制限を緩和し検疫や一時的な自主隔離にとどめること、国内での移動や飲食店などの営業や集会に対する規制を全て止めること、指定感染症を5類に引き下げること、この3点はすぐにでもやるべきだと考えます。尚、Gotoトラベルやイートは不要で、各国民の判断にゆだねれば十分です。