2020/05/01
スタッフより
知っていますか? 6月16日は、和菓子の日ということを!
なぜ6月16日が和菓子・・・?
平安中期の承和年間、国内に疫病が蔓延しました。仁明天皇は年号を嘉祥と改め、その元年(西暦848年)の6月16日に16個の菓子や餅を神前に供えて、疫病除けと健康招福を祈ったことが始まりのようです。
時代は変わり江戸幕府では、和菓子を食べて厄除けと招福を願う『嘉祥』という行事がり、江戸城の大広間に将軍から大名や旗本へ直々に2万個を超える和菓子が渡されたとか。さらに大名から、その家来や小姓、商人など細かく菓子が分け与えられたそうです。将軍から配られていた和菓子は8種類。ちなみに大名や旗本が持ち帰れる和菓子は1種類。順番にもらうため、選択の自由はなく、お目当ての和菓子があたらないこともしばしばだったとか。6月16日に嘉祥菓子を食べるという習慣は、明治時代で廃れましたが、この習慣の復活を願って、また、日本の美しい四季・歴史ある和菓子の素晴らしさを後世に伝え残すという趣旨で、
昭和54年(1979年)に全国和菓子協会が6月16日を和菓子の日と定めました。
現在は、コロナウィルス感染症の不安でイライラが募っている毎日、甘い和菓子でゆっくり気分転換はどうでしょうか。