津市芸濃町椋本の内科、糖尿病内科、消化器内科|赤塚クリニック

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糖尿病性腎症重症化予防プログラム(2019年1月)

 院長より

日本全国規模で糖尿病性腎症重症化予防プログラムが始まっています。糖尿病は放置すると網膜症・腎症・神経障害・脳卒中・心筋梗塞など様々な合併症を起こし、患者さんの寿命や生活を著しく損なう疾患です。更に、合併症に対する治療には多額の医療費が必要となり、医療経済的にも大きな負担を掛けるという社会的な問題にもなっています。
2016
年に日本医師会・医学系の各種学会・厚生労働省が連携して糖尿病性腎症を予防するための活動を開始しました。現段階では将来人工透析が避けられないと推定される国民に対して医療機関への受診を勧める受診勧奨と、生活習慣の改善に向けての保健指導を行う取り組みを行っています。
それを受けて今まで津市でも一部の人へのアプローチをしていました。2019年からは津市民全体に対して積極的に実施しようということになり、健康診断の結果や診療データを使いつつ、人工透析予備軍の人々を検出してのアプローチが始まります。
私は2019年からの津地区医師会の代表を担うことになりました。津市民の新しい人工透析患者を減らすことが最終的なミッションとなりますが、大変なものを引き受けてしまいました。プレッシャーですが、大きな役に立てるチャンスとして頑張っています。