2019/12/20
院長より
世界中から戦争がなくなることが理想であることはいうまでもありません。また「戦争放棄を唱える憲法第9条は大切である」と教えられました。しかし、世界を見渡すと軍隊を持たない国は少ないという現状があります。
国を超えた紛争にどう取り組んでいくのかを皆が考えていくことが大切だと思います。日本人の多くが国家防衛のあり方について深く考えた結果であれば、たとえ第9条を撤廃して軍隊を維持することは構わないと思います。たとえ軍隊を持っても、今の日本には政治判断の暴走を抑制する機能は既に十分備わっていると考えます。むしろ皆があまり深く考えず、「戦争放棄は当然」と思い込むことに危機感を感じます。
一方、国という概念を超えた感覚をもつことも大切だと思います。関税・出入国制限を極力なくすなど門戸を開き、世界中の人々のことを考慮した活動をすることが大切です。「愛国心」も結構なのですが、「愛国心」よりもむしろ「愛地球心」が大切だと思います。
戦争放棄を表明している現在の日本を理想的な国家モデルとして、「愛地球心」が世界に広がっていくならば、それが一番理想的なのですが・・・。